国内外クラシック作曲家(計1,442名)の数秘術検証
この検証結果を公表するにあたり、以下にその注意点を記す。
・参照は生年月日データのみ。
・生年月日は現行のグレゴリオ暦で統一している。
・生年月日不明者は洗礼日を代用。
・今回算出したのは、基本数・日数・月日数・年数・生まれ月・生まれ日・西暦下一桁数の計7種類。
【データ解析】 ※下記表中記号…☆:最大 ★:次点 ▼:最小
■基本数(生年月日の単数変換) ※期待値…160.22人
1:154人 2:167人 3:158人 4:164人 5:169人★ 6:171人☆ 7:142人▼ 8:155人 9:162人
最大は「6」で、続いて「5」。 しかし一番目立つのは期待値から最も離れ、かつ最小をマークした「7」。 「7」はこの後のデータでも興味深い結果となっている。
■日数(生日を単数変換・計算上1〜4が多くなるので注意)
1(1、10、19、28日) :210人☆(期待値:189.62人) 2(2、11、20、29日) :174人★( 同 :186.67人) 3(3、12、21、30日) :170人 ( 同 :185.67人) 4(4、13、22、31日) :165人 ( 同 :169.87人) 5(5、14、23日) :149人 ( 同 :142.18人) 6(6、15、24日) :154人 ( 同 :142.18人) 7(7、16、25日) :128人▼( 同 :142.18人) 8(8、17、26日) :144人 ( 同 :142.18人) 9(9、18、27日) :148人 ( 同 :142.18人) ※上記平均値は閏年も考慮
ここでは「1」が最大だが、期待値との差を考慮すると「6」の多さも目立つ。 一方最小はまたしても「7」。
■月日数(生月と生日の合算を単数変換)
1:148人 (期待値:154.08人) 2:160人 ( 同 :161.98人) 3:159人 ( 同 :165.93人) 4:155人 ( 同 :162.97人) 5:167人★( 同 :165.93人) 6:160人 ( 同 :158.03人) 7:192人☆( 同 :161.98人) 8:143人▼( 同 :154.08人) 9:158人 ( 同 :158.03人)
「7」の多さが他を圧倒している。 そして今度は「8」が最小だが、その他の数は期待値よりも大きく乖離せず。
■年数(生年を単数変換) ※期待値…160.22人
1:166人 2:171人 3:172人★ 4:165人 5:154人 6:147人 7:135人▼ 8:158人 9:174人☆
最大は「9」だが、「3」「2」とは僅差。 そして再び「7」が大差をつけて最小値をマーク。
■生まれ月
1月:142人☆(期待値:122.47人) 2月:136人 ( 同 :111.60人) 3月:138人★( 同 :122.47人) 4月:100人 ( 同 :118.52人) 5月:119人 ( 同 :122.47人) 6月:113人 ( 同 :118.52人) 7月:107人 ( 同 :122.47人) 8月: 97人▼( 同 :122.47人) 9月:133人 ( 同 :118.52人) 10月:114人 ( 同 :122.47人) 11月:110人 ( 同 :118.52人) 12月:133人 ( 同 :122.47人) ※上記平均値は閏年も考慮
数秘術統計研究史上初めて有意な結果がもたらされた。 今まで求めてきた有意差5%を切り、有意差1%(<0.01)をも切る、P値0.0098を叩き出した。
これはつまり「偶然の差とはとても考えにくく、何かしらの法則性や機序が働く差であると言える確率が99%以上」という結果となる。
とは言えどのような法則性や機序が潜んでいるのか皆目見当がつかないし、そもそも生まれ月のデータなので「数秘術関係ないやん!」という話にもなるのだが。
この場で言えることはクラシック作曲家に多いのは12月〜3月、9月生まれが多いということ。そして4月、7月、8月、10月生まれが少ないという事実だ。
■生まれ日
1日:61人 (期待値:47.399人) 2日:41人 ( 同 :47.399人) 3日:37人 ( 同 :47.399人) 4日:43人 ( 同 :47.399人) 5日:60人 ( 同 :47.399人) 6日:47人 ( 同 :47.399人) 7日:41人 ( 同 :47.399人) 8日:62人★( 同 :47.399人) 9日:51人 ( 同 :47.399人) 10日:64人☆( 同 :47.399人) 11日:48人 ( 同 :47.399人) 12日:45人 ( 同 :47.399人) 13日:37人 ( 同 :47.399人) 14日:43人 ( 同 :47.399人) 15日:57人 ( 同 :47.399人) 16日:40人 ( 同 :47.399人) 17日:47人 ( 同 :47.399人) 18日:54人 ( 同 :47.399人) 19日:45人 ( 同 :47.399人) 20日:41人 ( 同 :47.399人) 21日:44人 ( 同 :47.399人) 22日:50人 ( 同 :47.399人) 23日:46人 ( 同 :47.399人) 24日:50人 ( 同 :47.399人) 25日:47人 ( 同 :47.399人) 26日:35人▼( 同 :47.399人) 27日:43人 ( 同 :47.399人) 28日:40人 ( 同 :47.399人) 29日:44人 ( 同 :44.414人) 30日:44人 ( 同 :43.404人) 31日:35人▼( 同 :27.686人)
多いのは順に10日、8日、1日、5日、15日。 少ないのは26日と31日だが、期待値との差(31日生まれは他の日よりも数が少ない)を考慮すると26日が最小となる。
■西暦下一桁数 ※期待値:144.2人
0:145人 1:138人 2:156人☆ 3:149人★ 4:146人 5:134人▼ 6:143人 7:148人 8:143人 9:140人
最大は「2」、最小は「5」だが、期待値からの差が全体を通して小さい。
【検証結果まとめ】 ■「7」は基本数・日数・年数において顕著に最小となっており、一方月日数では顕著に最大となっている。クラシックと「7」とを安易にこじつけるのはここでは避けておくが、とても興味深い結果が出た。
■そして先述の通り、生まれ月にて有意差1%未満(<0.0098)を達成している。 もちろんこのことは「頻度の差は決して偶然の産物ではない」と断定できるわけではないが、大変興味深いデータであることは確かであると言える。
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