アメリカ合衆国歴代大統領の数秘術検証
この検証結果を公表するにあたり、以下にその注意点を記す。
今回は生年月日データのみ参照している。何故ならば氏名データの場合、検証の統一性を果たす為ラテンアルファベットへの変換が必要になるが、綴り方が複数あるケースも存在し統一性の担保が難しい為である。
また今回の検証では如何せん調査母数が少ない為、あくまで参考程度の検証となる。
今回算出したのは、基本数・日数・年数・発生月・月日数・西暦下一桁数の計6種類と各項目の奇数偶数比、更に基本数・日数・年数・月日数の合算値(4種平均値)。
月数で無く生まれ月(1〜12月)を採用している理由は、月数(1〜9)だと1〜3のみ過頻出となり統計上のバランスが乱れるからである。
【アメリカ合衆国歴代大統領の数秘術検証】 歴代大統領(ジョージ・ワシントン〜バラク・オバマ)、計43名を検証 ※内1名は大統領を二度経験
【データ解析】 ※下記表中記号…☆:最大 ★:次点 ▼:最小
■基本数(生年月日の単数変換) ※平均値…4.78人
1: 3人 2: 8人☆ 3: 2人▼ 4: 3人 5: 4人 6: 6人 7: 5人 8: 7人★ 9: 5人
通常、副官や参謀的適性が高いと捉われがちな「2」が最大となった。 次点はマネジメントやパワーの象意を持つ「8」。
一方、アメリカという国や国民性をイメージさせるような「3」や「1」が少なかった。
■基本数の奇数偶数別 ※奇数標準値…23.9人 ※偶数標準値…19.1人
奇数:19人 偶数:24人
上記「2」と「8」の影響もあって、偶数が奇数を上回った。
■日数(生日を単数変換・計算上1〜4が多くなるので注意)
1(1・10・19・28日):6人(平均値:5.7人) 2(2・11・20・29日):8人( 同 :5.6人)☆ 3(3・12・21・30日):4人( 同 :5.5人) 4(4・13・22・31日):5人( 同 :5.1人) 5(5・14・23日) :6人( 同 :4.2人) 6(6・15・24日) :5人( 同 :4.2人) 7(7・16・25日) :2人( 同 :4.2人) 8(8・17・26日) :1人( 同 :4.2人)▼ 9(9・18・27日) :6人( 同 :4.2人) ※上記平均値は閏年も考慮 ※次点は複数ある為、マークは付けず。
基本数同様に「2」が最多となった。平均値の高さを考慮しても多さが目立つ。 一方基本数では多かった「8」が最小をマークした。 また「7」も少ない。
■日数の奇数偶数別 ※奇数標準値…23.9人 ※偶数標準値…19.1人
奇数:24人 偶数:19人
基本数の時とは真逆の結果となった。
■年数(生年を単数変換) ※平均値…4.78人
1: 2人▼ 2: 6人 3: 7人★ 4: 7人★ 5: 3人 6: 2人▼ 7: 4人 8: 3人 9: 9人☆
「9」が最大となった。平均値からも大きく乖離している。 最小となったのは「1」と「6」。
■年数の奇数偶数別 ※奇数標準値…23.9人 ※偶数標準値…19.1人
奇数:25人 偶数:18人
奇数が偶数を上回った。
■生まれ月
1月: 4人 (平均値:3.7人) 2月: 4人 ( 同 :3.3人) 3月: 4人 ( 同 :3.7人) 4月: 4人 ( 同 :3.5人) 5月: 2人 ( 同 :3.7人) 6月: 1人▼( 同 :3.5人) 7月: 4人 ( 同 :3.7人) 8月: 5人★( 同 :3.7人) 9月: 1人▼( 同 :3.5人) 10月: 6人☆( 同 :3.7人) 11月: 5人★( 同 :3.5人) 12月: 3人 ( 同 :3.7人) ※上記平均値は閏年も考慮
「10月」が最多。続いて「8月」と「11月」。 一方「6月」「9月」は最小となった。
■生まれ月の奇数偶数別 ※奇数標準値…21.7人 ※偶数標準値…21.3人
奇数:20人 偶数:23人
偶数が奇数を上回ったがほとんど差は無し。
■月日数(生月と生日の合算を単数変換)
1: 4人 (平均値:4.6人) 2: 3人 ( 同 :4.8人) 3: 5人 ( 同 :4.9人) 4: 8人☆( 同 :4.9人) 5: 5人 ( 同 :4.9人) 6: 4人 ( 同 :4.7人) 7: 2人▼( 同 :4.8人) 8: 6人★( 同 :4.6人) 9: 6人★( 同 :4.7人)
「4」が最大で「2」が最小となった。
■月日数の奇数偶数別 ※奇数標準値…24.0人 ※偶数標準値…19.0人
奇数:22人 偶数:21人
ほとんど差は生じなかった。
■西暦下一桁数 ※平均値:4.3人
0: 4人 1: 5人 2: 6人☆ 3: 6人☆ 4: 6人☆ 5: 3人 6: 3人 7: 5人 8: 4人 9: 1人▼ ※最大多数の為、次点はマークせず
「2」「3」「4」が並んでトップ。 「9」は最小となった(リンカンのみ)。
■西暦下一桁数の奇数偶数別 ※奇数標準値…21.5人 ※偶数標準値…21.5人 ※「0」はバランス考慮の為、偶数に編入
奇数:20人 偶数:23人
偶数が若干上回った。
■全項目の奇数偶数の割合 ※奇数標準値…53.8% 偶数標準値…46.2%
奇数:50.4% 偶数:49.6%
偶数の方が標準値を若干上回った。
■基本数・日数・年数・月日数の合算(4種平均)
1: 15人 (標準値:19.8人) 2: 25人★( 同 :19.9人) 3: 18人 ( 同 :20.0人) 4: 23人 ( 同 :19.5人) 5: 18人 ( 同 :18.7人) 6: 17人 ( 同 :18.5人) 7: 13人▼( 同 :18.6人) 8: 17人 ( 同 :18.4人) 9: 26人☆( 同 :18.5人)
基本数・日数で多かった「2」と年数で多かった「9」が頻出した。 日数・月日数でも少なかった「7」が最小となった。
【検証結果まとめ】 ■基本数では「2」と「8」、日数では「2」、年数では「9」、生まれ月では「10月」、月日数では「4」、西暦下一桁数では「2」「3」「4」が多く出現した。
■4種平均では「2」と「9」が頻出した。受容の「2」と茫洋の「9」が多く出現した事は、強いリーダーシップをイメージさせる合衆国大統領にしては意外な結果となった。
■一方、基本数では「3」、日数では「8」、年数では「1」「6」、生まれ月では「6月」「9月」、月日数では「7」、西暦下一桁数では「9」が最小となった。
■4種平均では「7」が最小をマークした。次いで「1」が少なくなっている。
■最近は基本数「2」の大統領が1代置きに就任している。(レーガン、クリントン、オバマ)
■現時点で基本数「3」の大統領は1825年に就任した第6代ジョン・クィンシー・アダムズと1829年に就任した第7代アンドリュー・ジャクソンの2名のみ。
■在任途中で死亡(暗殺・病死)した8名(ハリソン、テイラー、リンカン、ガーフィールド、マッキンリー、ハーディング、F・ルーズベルト、ケネディ)の基本数は順に2、1、5、7、1、6、5、7となっている。内暗殺された4名(リンカン、ガーフィールド、マッキンリー、ケネディ)の基本数は順に5、7、1、7となる。
■日数「8」の大統領はトルーマンのみ。そして西暦下一桁が「9」の大統領はリンカンのみ。
■生まれ日で多いのは29日(4名)、4日・27日(3名)。
■27日〜30日生まれは計11名で、全体の4分の1を超える。
■有意性に関しては、年数がかなり偏った出現具合(0.21)となっている。しかしながら有意差5%(<0.05)の条件は満たさなかった。
★基本数の箇所でも触れているが、一般的な数秘術では基本数「2」の適職として副官・参謀・ブレーン等、サポート全般職を挙げられがちだが、今回の検証結果は決してそのような事は無いという事を示した好例となった。
2011.8.18 追記 ■上記の暗殺された4名の大統領と暗殺未遂に遭った大統領(就任前も含む)6名の計10名の基本数は以下の通り。
1: 1名(マッキンリー) 2: 1名(レーガン) 3: 1名(アンドリュー・ジャクソン) 5: 3名(リンカン、S・ルーズベルト、F・ルーズベルト) 7: 3名(ガーフィールド、トルーマン、ケネディ) 8: 1名(フォード)
「5」と「7」が3名ずつ、更に奇数が多数を占めた(8名)。 周囲に諮らず自らの意思を優先させがちな奇数はその改革の性急さから敵を作りやすくなり、結果として遭難する率が高くなるのかも知れない。
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