歴代ノーベル受賞者(経済学賞を除く)の数秘術検証
この検証結果を公表するにあたり、以下にその注意点を記す。
今回は生年月日データのみ参照している。何故ならば氏名データの場合、検証の統一性を果たす為ラテンアルファベットへの変換が必要になるが、綴り方が複数あるケースも存在し統一性の担保が難しい為である。
また今回の検証では経済学賞受賞者のデータは採用していない。 何故ならば、アルフレッド・ノーベル自身が設置、遺贈したものでは無く、正式なノーベル賞とは言えないという説が多く存在する為である。
その為今回は、従来からあるノーベル物理学賞・化学賞・生理学医学賞・文学賞・平和賞の5つを受賞した、計744名(賞を二度受賞した人物が4名存在)を対象としている。
今回算出したのは、基本数・日数・年数・発生月・月日数・西暦下一桁数の計6種類と各項目の奇数偶数比、更に基本数・日数・年数・月日数の合算値(4種平均値)。
月数で無く生まれ月(1〜12月)を採用している理由は、月数(1〜9)だと1〜3のみ過頻出となり統計上のバランスが乱れるからである。
【歴代ノーベル賞受賞者(経済学賞を除く)の数秘術検証】 (1901〜2010、計744名)
【データ解析】 ※下記表中記号…☆:最大 ★:次点 ▼:最小
■基本数(生年月日の単数変換) ※平均値…82.67人
1:87人 2:66人▼ 3:88人★ 4:74人 5:88人★ 6:90人☆ 7:87人 8:79人 9:85人
数字の多少が平均値を挟んで大きく2つに分類された。 6が一番多く、続いて3と5。更に1・7・9が平均値を上回っている。 一方最小の2を皮切りに、4・8が平均値を下回った。
■基本数の奇数偶数別 ※奇数標準値…413.3人 ※偶数標準値…330.7人
奇数:435人 偶数:309人
先述の結果からも明らかなように、奇数が標準値を大きく上回った。
■日数(生日を単数変換・計算上1〜4が多くなるので注意)
1(1・10・19・28日):115人☆(平均値:97.8人) 2(2・11・20・29日): 83人 ( 同 :96.3人) 3(3・12・21・30日): 94人★( 同 :95.8人) 4(4・13・22・31日): 84人 ( 同 :87.6人) 5(5・14・23日) : 73人 ( 同 :73.4人) 6(6・15・24日) : 81人 ( 同 :73.4人) 7(7・16・25日) : 71人 ( 同 :73.4人) 8(8・17・26日) : 64人▼( 同 :73.4人) 9(9・18・27日) : 79人 ( 同 :73.4人) ※上記平均値は閏年も考慮
最大は1であり、平均を上回っているのは1・6・9のみ。 一方最小は8であり、2共々平均を大きく下回った。
■日数の奇数偶数別 ※奇数標準値…414人 ※偶数標準値…330人
奇数:432人 偶数:312人
ここでも奇数が標準値を上回った。
■年数(生年を単数変換) ※平均値…82.67人
1:83人 2:77人 3:88人 4:75人▼ 5:89人★ 6:84人 7:92人☆ 8:77人 9:79人
最大の7を筆頭に、5・3と平均を大きく上回っている。 一方、最小は4であり、以下2・8が平均を大きく下回っている。
■年数の奇数偶数別 ※奇数標準値…413.3人 ※偶数標準値…330.7人
奇数:431人 偶数:313人
ここでも奇数が標準値を上回った。
■生まれ月
1月:53人 (平均値:63.2人) 2月:47人▼( 同 :57.6人) 3月:64人 ( 同 :63.2人) 4月:58人 ( 同 :61.2人) 5月:64人 ( 同 :63.2人) 6月:73人☆( 同 :61.2人) 7月:60人 ( 同 :63.2人) 8月:64人 ( 同 :63.2人) 9月:69人★( 同 :61.2人) 10月:73人☆( 同 :63.2人) 11月:60人 ( 同 :61.2人) 12月:59人 ( 同 :63.2人) ※上記平均値は閏年も考慮
6月と10月の出現頻度が顕著である。また9月も多い。 一方、1月と2月は平均を大きく下回っている。 全体を俯瞰して見ると、冬季(12〜2月)の少なさが目立つ。
■生まれ月の奇数偶数別 ※奇数標準値…375人 ※偶数標準値…369人
奇数:370人 偶数:374人
今までと異なり、偶数が標準値を若干だが上回った。
■月日数(生月と生日の合算を単数変換)
1: 76人 (平均値:79.5人) 2: 80人 ( 同 :83.6人) 3:108人☆( 同 :85.6人) 4: 83人 ( 同 :84.1人) 5: 87人★( 同 :85.6人) 6: 73人▼( 同 :81.5人) 7: 80人 ( 同 :83.6人) 8: 76人 ( 同 :79.5人) 9: 81人 ( 同 :81.5人)
3の多さが顕著となっている。 一方、今まで多かった6が最小となっている。
■月日数の奇数偶数別 ※奇数標準値…416人 ※偶数標準値…328人
奇数:432人 偶数:312人
再び奇数が標準値を上回った。
■西暦下一桁数 ※平均値:74.4人
0:67人 1:82人★ 2:81人 3:72人 4:60人▼ 5:69人 6:79人 7:85人☆ 8:76人 9:73人
最大の7を筆頭に、1・2・6が平均を大きく上回った。 一方、4は平均を大きく下回った。
■西暦下一桁数の奇数偶数別 ※奇数標準値…372人 ※偶数標準値…372人 ※「0」はバランス考慮の為、偶数に編入
奇数:381人 偶数:363人
奇数が標準値を上回った。
■全項目の奇数偶数の割合 ※奇数標準値…53.8% 偶数標準値…46.2%
奇数:55.6% 偶数:44.4%
全体として、奇数が標準値を2%弱上回った。
■基本数・日数・年数・月日数の合算(4種平均)
1:361人★(標準値:342.7人) 2:306人 ( 同 :345.2人) 3:378人☆( 同 :346.7人) 4:316人 ( 同 :337.1人) 5:337人 ( 同 :324.3人) 6:328人 ( 同 :320.2人) 7:330人 ( 同 :322.3人) 8:296人▼( 同 :318.2人) 9:324人 ( 同 :320.2人)
知性・生産・表現の3と、始原・指導・行動の1が頻出した。 この二つの数字の頻出度合いは他を圧倒している。
一方、感受・静謐・女性性の2が標準値を大きく下回った。 最小値は組織・管理・運営の8だが、標準値を考慮すると2の少なさが非常に目立つ。
【検証結果まとめ】 ■基本数では6・3・5、日数では1・6・9、年数では7・5・3、生まれ月では6月と10月、月日数では3、西暦下一桁数では7が平均値(標準値)を大きく上回った。
■4種平均では3と1、特に3の出現頻度の多さが際立った。3の持つ楽観性や表現力・生産力等はノーベル賞受賞に大きく貢献しているのかも知れない。
■その一方で、基本数では2・4・8、日数では8・2、年数では4・2・8、生まれ月では1月と2月、月日数では6、4種平均では2・8・4が平均値(標準値)を大きく上回った。
■全ての値を検証すると、平均値(標準値)を大きく上回っているのは奇数(1・3・5・7・9)が多く、逆に平均値(標準値)を大きく下回っているのは偶数(2・4・8)が多くなっている。6は例外的に多く出現しているケースが目立つ。
■有意性に関しては、残念ながら有意差5%(<0.05)の条件は満たさなかった。4種平均のP値が0.1497となったのが最小である。
|