歴代ノーベル化学賞受賞者の数秘術的検証
今回は生年月日データのみ参照している。何故ならば氏名データの場合、検証の統一性を果たす為ラテンアルファベットへの変換が必要になるが、綴り方が複数あるケースも存在し統一性の担保が難しい為である。
また今回の検証では如何せん調査母数が少ない為、あくまで参考程度の検証となる。
今回算出したのは、基本数・日数・年数・生まれ月・月日数・西暦下一桁数の計6種類、及び各項目毎の奇数偶数比である。
月数で無く生まれ月(1〜12月)を採用している理由は、月数(1〜9)だと1〜3のみ過頻出 となり統計上のバランスが乱れるからである。
----------------------------------------------------------------------- 【歴代ノーベル化学賞受賞者の数秘術的検証】 (1901〜2010、計158名。1名データ不詳)
【データ解析】 ※下記表中記号…☆:最大 ★:次点 ▼:最小
■基本数(生年月日の単数変換) ※平均値…17.6人
1:20人★ 2:14人 3:17人 4:16人 5:18人 6:19人 7:17人 8:12人▼ 9:25人☆
最大の「9」と最小「8」が顕著に現れている。 但し母数が少ない為、各出現頻度も受賞者が増える毎に平均値へと収束していく事だろう。
■基本数の奇数偶数別 ※奇数標準値…87.8人 ※偶数標準値…70.2人
奇数:97人 偶数:61人
それぞれ本来あるべき標準値よりも乖離している。男性性の奇数が有利か。
■日数(生日を単数変換・計算上1〜4が多くなるので注意)
1(1・10・19・28日):31人☆(平均値:20.8人) 2(2・11・20・29日):12人▼( 同 :20.4人) 3(3・12・21・30日):24人★( 同 :20.3人) 4(4・13・22・31日):20人 ( 同 :18.6人) 5(5・14・23日) :13人 ( 同 :15.6人) 6(6・15・24日) :14人 ( 同 :15.6人) 7(7・16・25日) :14人 ( 同 :15.6人) 8(8・17・26日) :12人▼( 同 :15.6人) 9(9・18・27日) :18人 ( 同 :15.6人) ※上記平均値は閏年も考慮
「1」の平均値からの乖離と、出現頻度が多いはずの「2」の少なさが目立つ。 また基本数と同じく「8」も最小だ。
■日数の奇数偶数別 ※奇数標準値…87.9人 ※偶数標準値…70.1人
奇数:100人 偶数: 58人
日数でも本来あるべき標準値を大きく乖離している。奇数有利は変わらずか。
■年数(生年を単数変換) ※平均値…17.6人
1:21人☆ 2:18人 3:19人★ 4:18人 5:16人 6:16人 7:17人 8:14人▼ 9:19人★
平均値から然程の乖離は見られなかった。
■年数の奇数偶数別 ※奇数標準値…87.8人 ※偶数標準値…70.2人
奇数:92人 偶数:66人
年数も奇数の方が標準値よりも多くなっているが、先程の様な乖離は見られず。
■生まれ月
1月 :10人 (平均値:13.4人) 2月 :11人 ( 同 :12.1人 ※閏年無考慮) 3月 :13人 ( 同 :13.4人) 4月 :12人 ( 同 :13.0人) 5月 :11人 ( 同 :13.4人) 6月 :15人 ( 同 :13.0人) 7月 :13人 ( 同 :13.4人) 8月 :17人★( 同 :13.4人) 9月 :18人☆( 同 :13.0人) 10月:16人 ( 同 :13.4人) 11月: 9人▼( 同 :13.0人) 12月:13人 ( 同 :13.4人)
8月・9月が多いし、11月が少ないが、平均値からそれほど乖離せず。
■生まれ月の奇数偶数別 ※奇数標準値…79.6人 ※偶数標準値…78.4人
奇数:74人 偶数:84人
然程の乖離は見られず。初めて偶数が奇数を逆転。
■月日数(生月と生日の合算を単数変換) ※平均値…17.6人
1:16人 2:20人 3:32人☆ 4:21人★ 5:18人 6:12人▼ 7:14人 8:12人▼ 9:13人
「3」の出現頻度が異常に多く、平均値から大きく乖離している。 また基本数・日数同様、ここでも「8」が最小となっている。 基本数の平均値と年数の平均値は同じ為、この月日数も同じ平均値となる。
■月日数の奇数偶数別 ※奇数標準値…87.8人 ※偶数標準値…70.2人
奇数:93人 偶数:65人
乖離は大きくないが、ここでも奇数が有利。
■西暦下一桁数 ※平均値:15.8人
0:12人 1:15人 2:14人 3:16人 4:12人 5:10人▼ 6:18人★ 7:31人☆ 8:16人 9:14人
下一桁「7」の年のバランスブレイカー振りが目立つ。 先の月日数とこの西暦下一桁数のデータはとても興味深いものとなった。
■西暦下一桁数の奇数偶数別 ※奇数標準値…79人 ※偶数標準値…79人 ※「0」はバランス考慮の為、偶数に編入
奇数:86人 偶数:72人
ここでも奇数有利。
■全項目の奇数偶数の割合 ※奇数標準値…53.8% 偶数標準値…46.2%
奇数:57.2% 偶数:42.8%
数秘術では基本的に1〜9を用いる為、奇数の方が割合が多くなるが、それを考慮してもやはり奇数の方が標準値を上回った。
【検証結果まとめ】 ■奇数、偶数別では奇数の方が標準値を上回った。
■基本数と生まれ月では「9」、日数と年数では「1」、月日数では「3」、西暦下一桁数では 「7」が最大。全てが奇数。
■基本数、日数、年数、月日数で「8」が最小をマーク。偶数不利の原因因子。
■奇数の持つ「考より行(静より動)」の姿勢が化学的新発見に結びつきやすいという事か。
■一方「8」の持つ組織力やシステマティックさは、受賞に余り繋がらなかったようだ。
■とはいえ如何せん母数が少ない。母数増加と共にそれぞれの値も平均値へ収束していく事だろう。
★2010.10.11 追記
上記検証結果の中で「有意性」…要は「偶然の結果ではなく、もしかしたら何らかの法則が隠されているかも知れない」と判断出来るデータは『月日数』と『西暦下一桁数』の二つである。
カイ二乗検定にてP値を算出 ・月日数 :0.018 ・西暦下一桁数:0.022
有意水準5%(0.05)よりも両値は小さい為、帰無仮説(偶然の誤差である)を棄却する。 但し、母数が少数(158)であり、母数増加に伴う有意性の喪失は否定出来ない。
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