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誕生日の暗号―運気も出会いも「心相数」でわかる誕生日の暗号―運気も出会いも「心相数」でわかる
宮城 悟

ビジネス社 2007-08
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【誕生日の暗号―運気も出会いも「心相数」でわかる】

(宮城 悟著/ビジネス社刊/2007)

 

2009.2.25 レビュー

 

当数秘術サイトにて取り上げてはいるものの、本著の理論体系は現在数秘術の体系とは余りにも大きく異なる著者独自の理論体系となっている。しかしながら私自身にとってその体系が興味深いものであった為、当コーナーにて紹介する次第となりました。

 

この独自の理論体系を著者である宮城悟氏は『心相科学』と名付け、本著にて紹介しているというわけである。本著は第1章〜第4章に分かれており、そのどれもが著者独自の考え方がこれでもか、といわんばかりに述べられている。

 

その理論体系を簡単に説明すると、生年月日のうち「生年(西暦)(1)」と「生まれた月日の合計(2)」、そして「前者二つの合計(生年月日全部を単数変換)(3)」をそれぞれ単数変換にて算出し、それらを(1)(2)(3)の順に並べたものを『心相数』(3桁)と名付け、その人物の様々な事柄を占断していくのである。

 

第1章では『心相科学』の根本を成す誕生日という情報の重要性や、その重要性と量子論との接点、意識の現象化やはたまた東洋占術のへのツッコミなどなど、『心相科学』の的確性や正当性を様々な知識を総動員して証明しようと試みている。ここら辺は割り引いて読んでも良いのかも知れない。

 

第2章では「暗号解読のための四つの法則」と題して、『心相科学』において用いる数字(1〜9)や先に挙げた『心相数』の算出方法、そして著者自身が古代中国の「河図洛書」の存在を踏まえて説明する「求心図」と「遠心図」(関係性を占断する際に使用)、更に「陰陽の法則」や「369の法則」などの四つの法則を紹介し、「意識エネルギー」なるものの存在の証明に努めている。

 

第3章では具体的に『心相数』を用いた運気・性格そして相性を判断する方法について述べている。1〜9までの各数字毎の特徴や傾向を取り上げ、先述した『心相数』(3桁)の先頭の数字にてグループ分けを行い、それぞれのグループに属する著名人のデータを掲載している。

また「八犬伝数」なる独自の概念を用いて相性判断を行なう方法も取り上げており、実に興味深い。組織同士の関係や運気図なども取り上げており、非常に良く練られた独自理論である事がわかる。

 

最後の第4章では、運気調整の方法やアイテム、更に独自の『心相カラー』を紹介し『心相科学』の実生活への取入れを勧めている。

 

東洋の占いに対する独自の偏見や、こじつけとも取れるような理論展開の部分に関してはかなり割り引いて読んだ方が良いのかも知れない。しかしながら例え現代数秘術と大いに乖離しているとはいえ、ここまで精緻なシステムを作り上げ、紹介したその努力には大いに敬服した次第である。

 

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